為末大さんの「努力至上主義」批判は経営戦略に通ず。

私がTwitterでフォローしている唯一のアスリートといえば為末大さん。

 

彼が10月22日につぶやいた「アスリートは、その体に生まれるかどうかが99%」という一言が、各地で波紋を呼んでいるようです。そんな反響に応えるかのように、プレジデント社のインタビューで語った為末氏。

 

表題が『努力至上主義がチャレンジを阻む』ということで、早速読んでみました。

http://president.jp/articles/-/11562

以下、インタビューから抜粋。

 

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努力って、「どのくらいやったか」で語られがちですよね。本当は、どこで、どっちに、どのくらい、という話だと思うんですよ。

 

まずどの場所で努力するのか。野球なのか、サッカーなのか、陸上なのか。それからどういう方向にどうやって努力するか。

 

場所と方向を間違えていたらいくら練習しても結果が出ない。「どこで、どの方向で」をとことん考えるっていう努力を怠っているからです。

 

肉体労働的な努力はしているかもしれないけど、頭で考えるという努力をしていない、と言うことができるかもしれません。

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彼はアスリートにおける成功の秘訣として、「努力の量」を絶対視するのではなく、そもそもの「どこで、どのように」努力すべきかを考えることの重要性を説いています。

 

「どこで」とは、経営で言うところのドメイン(事業領域)、「どのように」とは経営戦略そのものです。

 

ヒト・モノ・カネといった経営資源をいかに有効活用するか、特に経営資源の限られる中小企業においては、「何をやるのか」以上に「何をやらないか」が重要となってきます。

 

今後、海外勢も含む競合と戦い勝ち抜くためには、「努力と根性」だけでは限界があります。

 

「どこで、どのように努力するのか?」、経営者は為末氏のインタビューを読んだ上で、この年末年始にじっくりと考えるのがよいでしょう(私も含め)。