SONY QX100、QX10&CANON iVIS miniに見る日本メーカー復活の兆し

AppleがiPodやiPhone、iPadなど革新的な製品を次々と世に打ち出し、またサムスンが積極的なマーケティング展開で世界市場を席巻する中、日本メーカーは後塵を拝す格好となり、「日本メーカーは、このまま衰退していくのか…」という悲観的な声も、しばしば聞かれてきました。

 

そんな中、デジタル家電分野において、久々に日本メーカーから革新的な製品が発表されました。革新的となすなわち、すでに確立されたジャンルの機能強化ではなく、新たなジャンルを切り拓く可能性がある、「ワクワク感」あふれる製品です。

 

一つはSONYが発表したQX100とQX10という製品。

Q100
Q100
Q10
Q10

スマートフォンやタブレットの普及によってコンパクトデジタルカメラの販売が落ち込む中、Wifi接続によるスマホ連携機能がついたデジカメが増えつつあります。

本製品はスマホ接続をさらに推し進め、思い切ってカメラのボディを取り払い、「操作はスマホに任せてしまおう」というコンセプトも下に開発された製品です。

 

参考)

AV WATCH「ソニー、スマホに着けて撮影する“レンズ型”デジカメ」

デジタルカメラ市場のNo.1企業、CANON(キヤノン)も負けてはいません。

同社は、Youtubeによる”自分撮り”ユーザーが増えつつある中、「自分撮り専用ビデオカメラ」を開発、「iVIS mini」の名称でこのほど発売しました。

 

iVIS mini
iVIS mini
iVIS mini

iVIS miniの特設サイトを見ると、本製品のターゲットは練習風景や本番撮影をしたいミュージシャンやダンサーなど”文科系ユーザー”を想定しているようですが、自ら「顔出し」をして動画投稿を行うYoutuber(ユーチューバー)に、発売前から熱烈に支持されています。 

 

(参考)人気Youtuber 瀬戸弘司さんのレビュー動画


自分撮りを得意とするデジカメとして、カシオの「EXILIM(エクシリム) TRシリーズ」がアジアで大ヒットしたというニュースを見たことがあります。

カシオ「EXILIM」
カシオ「EXILIM」

CANONとしては、当然カシオEXILIMのヒットに注目したことと思いますが、iVIS miniではステレオマイクを前面に配置したり、床置きしやすいスタンドを取り付けたり、底面に三脚穴を設置したりと、”動画撮り”に特化した機能強化が図られています。

こうした日本メーカーによる革新的な製品の発表を聞くと、「日本メーカー、まだまだ負けていない!」と明るい気分となります。

 

ちなみに、デジカメメーカーもう一つの雄、ニコンの自分撮り製品を見てみると…。

NIKON COOLPIX S6600
NIKON COOLPIX S6600

うーん…。まだまだ既存の”デジカメ”の発想から抜け切れていない感じ。

 

ニコンの巻き返しも含め、日本メーカー各社のイノベーション(革新)に今後さらに期待したいと思います!