「中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業」の専門家派遣を開始!

平成23年度から平成24年度にかけて実施された中小企業庁による中小企業支援策である「中小企業支援ネットワーク強化事業(以下、NW強化事業)」の後継事業といわれる、「中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業」の専門家派遣が、4月16日より開始されました。

 

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中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業の専門家派遣を開始します

 

毎年のように支援策の名称の変更とともに運用方法が微妙に変更され、中小企業経営者や商工会議所、商工会などの各種支援機関が、その運用を巡って戸惑うこともあるわけですが、何はともあれ新年度となって2週間経過して、ようやく新施策が開始となりました。

 

今回の支援策のポイントとしては、昨年度までのNW強化事業については選抜されたネットワークアドバイザーが主として支援に携わり、特に専門性が高い分野について派遣専門家を活用されたのに対し、今回はすべて”専門家”のくくりで外部専門家がスポット的に支援にあたる、という方式に切り替わった点です。

 

特に留意すべき点として、本事業による無料の専門家派遣は「1企業あたり年間3回まで」という縛りができたことです。あくまで推測ですが、昨年度は支援ニーズの高まりとともに専門家活用が進み、年度の途中で予算を消化し切ってしまいました。今回は、「予算が年度途中でなくなる」という事態を避ける狙いがあったのかもしれません。

 

参考)

中小企業・小規模事業者ビジネス創造等支援事業 (専門家派遣事業)

専門家派遣事業の流れ
専門家派遣事業の流れ

また、6月~7月ごろには専門家派遣を行うためのITシステムが立ち上がるようですが、本システムを活用すると、中小企業者が(支援機関を介さず)直接専門家への支援依頼が可能となります。この仕組みを悪用しての専門家派遣の濫用を避ける狙いもあったのかもしれません。

 

しかし、成果に結びつけるための中小企業の課題解決にあたっては、ある程度継続的な支援が不可欠で、1企業当たり年間3回までというのは、いかにも少な過ぎの感があります。

 

こうした制約条件はありますが、私も昨年度までのネットワークアドバイザーに引き続き、本支援制度における専門家として登録させていただきました。

 

現在は、本予算が執行される前のため昨年度からの継続案件のみにしか携われませんが、予算が成立する5月20日ごろには、支援機関経由でのお申し込みが可能となるものと思われます。

 

せっかくの中小企業支援策ですので、ぜひ様々な企業に活用いただきたいと思います。