今さらネットブック

 PC(パソコン)を取り巻く最近のトレンドと言えば、何といってもiPadに代表されるTablet(タブレット)、そしてMac Book Airの模倣品(?)と見紛うような「Ultrabook(ウルトラブック))」が人気を博しています。

 

 一方で、”5万円パソコン”の衝撃で一気に普及したネットブックは、すっかり影をひそめてしまっています。

 

 原因は色々ありますが、ネットブックの処理能力(=速度)への不満に加え、ネットブックの影響で普通のノートPCの価格も下落して手に入りやすくなったことや、上記のタブレット端末の普及が主な要因と言われています。

 

 そして今年からは軽くて薄いウルトラブックが普及することによって、ますますネットブックの存在感は薄くなってくるものと思われます。

 

 そんな下火にあるネットブックを、今さらながら購入してみました。

Lenovo S100

 購入したのは、Lenovo(レノボ)のIdeaPad S-100という機種。価格コムで検索したら、何とOffice Personal(ワード、エクセル)付き(2年間限定ですが)で\29,800という価格!

 

 バッテリーがもつようにと6セルバッテリーを追加購入し(製品には3セルバッテリーが付属)、処理能力を補うために2Mバイトのメモリと80GBのSSDを購入しましたが、これらを合わせても5万円強で買えてしまいました。

 

 今後あえて追加購入するとすれば、OfficeのPowerpoint(パワーポイント)くらいでしょうか。良い時代になったものです。

 

 ここ2年間、私のモバイルPCと言えば、Thinkpadの「X100e」という機種でした。

 

 この機種、処理能力には全く不満はないものの少々重たく(約1.5㎏)、iPad2を購入して2台を持ち歩くようになってから、非常に重たさがネックになってきました。

 

 また、バッテリーの持ちが長いとは言えず(6セルバッテリーで実質3時間前後)、電車の中や喫茶店でPC作業をしていると、「あえなく時間切れ」ということもしばしばありました。

 

 左がX100e、右がS-100。ちょうど一回り、S-100が小さい印象です。液晶サイズはそれぞれ、11.6インチと10.1インチ。

 

 画像は、パッと見たところS-100の方が鮮やかな印象です。

X100e,S-100

 重さの比較。

 

 まずはX100e。6セルバッテリー付きで1,489gでした。

X100e重量

 一方、S-100は6セルバッテリー付きでわずか1,150g!300以上も軽量になりました。

 

 ただし、トラックポイント(キーボード中央にある赤色の突起物)があるおかげでマウスなしで作業ができたThinkpadと異なり、IdeaPadにはトラックポイントがないので、マウスを日々持ち歩くことにはなりそうですが、大幅な軽量化が図れれるのは間違いありません。

S-100重量

 ちなみにiPad2は、カバー付きで883g。非常に軽いです。

iPad2重量

 そしてバッテリーの持ち。X100eは、残量93%で3時間57分と表示されています。

 

 これだけ見ると満タンで4時間ちょっと持ちそうですが、Webサイトを開いたりアプリケーションを立ち上げたりすることで、体感的には3時間程度しか持たない印象です。 

X100e バッテリー残量

 一方のS-100は98%で5時間45分!

 

 実際はもう少し短くなるものの、X100eのように「いつバッテリーが切れるか」とハラハラすることは少なくなりそうです。

 

S-100 バッテリー残量

 久々にネットブックを使ってみて感じたのが、画面(とくにタテ)の狭さ!

 

 画素数は1024×600。以前はこれが普通だったのですが、だいぶ狭く感じます。

S-100 画面

 ちなみにこちらがX100eの画面。

 

 S-100では切れていた「40倍」の文字が、だいぶ上の方に位置しているのがわかります。

 

 こちらの液晶の画素数は1366x768。

 

 使い始めは「なんて細かい文字なんだ」と感じていましたが、今はこの大きさにすっかり慣れてしまいました。

 

X100e 画面

 話しはS-100に戻って、キーボードに注目。

 

 打感はやや浅めではありますが、ボタンが凹んでいてとても打ちやすいです。

S1-100 キーボード

 横から見るとこんな感じ。

 

 液晶はこの角度までしか傾きません。

 

 6セルバッテリーを装着しているため、やや厚みが増してキーボードが傾いています。

S100 側面

 表面は、幾何学的な文様が刻まれていますが、質感はThinkpadに及びません。やはり値段相応といった感じです。

 

 また、頑丈さにおいても”Thinkpad並み”とはいかないものと思われます。

S-100 表面

 といったように、「すべてにおいて大満足!」とはいかないものの、1.2kgを切る軽さとバッテリーの持ち、(メモリやSSDの増強によって)通常業務であればストレスを感じない処理能力等を考慮に入れると、「iPadと2台持ち」を考えている人には、なかなかおすすめの機種ではないかと思い、紹介させていただきました!